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BREAKOUT THE ROCK★★★美しいものが生きる糧。


by pinky_julia1984

The Glass Menagerie

ガラスの動物園@新国立劇場。

既に本を読んでいて、割と思い入れもある作品だからか、
すごく、魅力的に映る作品でした。

演出のイリーナ・ブルックはピーター・ブルックの実の娘。
さすがともいうべきか。

でも彼女はフランスで生まれたはずなのに、どうしてこう
日本的、と感じてしまうのだろう。
それには、彼女の世界であり、出演する登場人物4名の、
それぞれの人格がそこにあるからなのか。。

演出をつけたからといって、彼女の色に染まりきるということではなくて、
それぞれ、個が生きている感じなの。

美しい世界でした。

思い出は美しいものなのか。

いや、この作品はやっぱ悲劇、のような気がするけれど。
だから美しいのかな。

照明もとてもきれいでした。
アンバー、ブルー、ダークブルー、赤、…
きれい。
ムービングってすごい。
放電管の強い白い光は、すごい存在感。

うちであれをやるには、何を総動員すればいいんだろう。

私が入った入り口のすぐのところに、2回客席の下端のバトンに、
SFがいて、入ったときから胸キュンでした。
SFにヘッダ? さきっぽをかくすツール、をつけているのも初めて観て、
ああ、こういう風になるんだ、と思い。。
でもちっちゃく使うとき以外は使えないね。うーむ。

とにかくムービングがきれいだったので、
うらまやしいとしか言えません…
でも、とても美しいの。ひとが。

人を美しく見せることのできる明かり、
これだ! と思うところ有り。

私は、いったい何をしたいのやら、と最近思い悩むのだが
いまちょっと芝居熱が上がっています。
でも、なんだろう、芝居をやりたいとか、ダンスをやりたいとか、
やっぱ違うことは違うんだけど、
でも、一人の人間だから、芝居やってもダンスやっても、
何か同じものは出ると思うんだ

わたしは、そういうやりたいジャンルのくくりは今のところ
ない、というか、そこまで限定できるほど、
選択肢を持っていないのだ。
それほど作品を観ていないし、そして作っていない。
でも少ない鑑賞経験やプランの経験からすれば、
なんとなくやりたい方向はある。
その方向で、どこにいきたいか、ということになる。

私は、尊敬できる人についていきたいのだと思う
それは、自分を理想に近づける行為、努力は量り知れない
けど
いい明かり、ってのはよくわからないけど、
美しいと感じる、心を動かされる照明はある。
そこに、ついていきたいのだと思う

じゃぁ私はだれに師事したいのか、ってことになります。
就職活動とかしている人からしたら、
遅すぎる始動だと思う。それは認知している。
でも自分がやりたいと思うところじゃない場所に行って、
果たしてやっていけるのか? という疑問は尽きない。
そういうところに身を置いたとしても長続きはしないだろう。
だったら、自分が一番やりたいもの、一緒に作品作りに
関わりたい人、尊敬できる人、を探して、その人に
ついていくことをまず目標にしたら、、、
そんなの甘すぎるかな。
私の感覚は、どこまで人の共感を得られるのかわからない。
けれど、だからこそ勉強したいんだ。美しい明かりを。

なんだかよくわかんないですけど
暗中模索よりは、まだ、光の見える感じ。
一条の光を頼りに、進んで行かん、か。

道の拓ける事を祈るばかり。
by pinky_julia1984 | 2006-02-23 01:52